一人暮らしをするにあたり決めていたことは、出来る限りの家具は自分で作ろうと。
あの幼少期の創作意欲を20年ぶりにかき立ててやろうと。そう決めてました。
いくつか作ってみたのですが、おそらく買ったほうが安いです!
色々こだわっちゃうとお金がかかります。材料も器具も。調べれば調べるほど。
でも、それを越える楽しさや達成感、ワクワクがある。
多分これの究極系がトライバルの池田さんみたいに家DIYしちゃったりとか、芸能人みたいにログハウス全部自分で作っちゃったりとかなんだろうな。
気持ちはすごくよく分かる。
自分が作ったもので生活ができているというその事実だけでとにかく楽しくて嬉しい。
全部自分で作ったぞと。
そう考えると、キャンプも同じなんでしょうね。
ゼロベースで全部自分たちで寝床も料理も作るっていう。
その完成形を想像して作って、そして実際にその快適さを感じる。 秘密基地をつくったあの時のような。
ワクワクしながら毎回臨んでいた小学校の図工の時間のような。
そんな時間をDIYは与えてくれている気がします。
大人になってワクワクできるものって少ない。
だからそれに対して僕はお金と時間をつかってるんだ!
有意義な時間なんだ!
と、自分を正当化しています笑。 正当化するのに550字も使ってしまった。
目次
という訳で雑誌ラックとDVDラックを兼ねたテレビ台を作りました
今回は雑誌ラックとDVDラックを兼ねたテレビ台を(だいぶ前に)オリジナルでDIYしたので、そちらについて書きたいと思います! 雑誌ラックとDVDラックは下記のように正面を開けて中に収納できるスタイルにしてみました。
こうすると、中の雑誌やDVDが見えず、中が煩雑だとしてもステキに見えます。
うん、外見がいい。ラクです。
オリジナルというのは、普通一般にはどう作るとされているか知らないけど、なんとなくこうすればこうなるだろうと自分で設計して創ったという意味です!
今のところ、何の不自由もなく使えているので、やっべおれ天才じゃんとか思いながら使っていますので、良かったら参考にしてみてください。 制作過程は下記です!
- 図面を書いて材料を揃える
- 色を塗る
- ラック部分の加工をする
- 組み立てる
1.図面を書いて材料を揃える
まずは材料を揃えるために図面を書きます。
この先の道しるべとなるので、もう下手でもいいから自分でイメージを具現化するためにも、出来るだけ詳細に書いてみます。
僕も3Dで書くセンス、皆無なんですが、毎回書いては消してでなんとか書いています。
恥ずかしいけど、載せますので、良かったら参考としてみてください。
もちろん、最初に自分のテレビサイズやDVDデッキサイズを測ってから作るサイズ感、決めています。
そして大事なのは、実際の木材をどう割り振って木の板を揃えるか。
ホームセンターにある木材のサイズを見てその場で僕は割り振っています。
(なので、ホームセンターで一時間くらい考え込むことも…木とお金を無駄にしてはいけないですからね)
今はネットで木材を注文することも出来るので、そちらも良いかもしれません。
(僕はまだ初心者なので、ネットで見ても分からないので、実際の木を見て購入しています)
最初のカットは、ホームセンターでやってもらっています。
やはり長物のカットを自分で行なうと曲がるしミスるので、そこはもう機械に任せています。
一度ミスると買い足さなければならないですからね…。木とお金を無駄にしてはいけないですからね。
1カット50円。同じサイズのカットは板を重ねて行なってくれるので、すごく安く真っ直ぐ正確にカットしてもらえます。
2.色を塗る
木材が揃ったら、色を塗ります。
僕は木目を活かしたナチュラルな風合いにしたかったので、DIY界ではお馴染みらしい「ワトコオイル」で色をつけています。
思いのほかエモく撮れたので、ほんとは載せる必要ないですが載せます。
DIYの塗装
ちなみに、DIYの塗装はざっくり大きく分けて3つだと理解しています。
- ペンキ:木目を隠して着色。材を保護。
- ステイン+ニス:木目を活かして着色。ステインだけでは材を保護しないので、ニスを塗って保護。
- オイルやワックス:木目を活かして着色。塗膜を張らずに材を保護。
ワトコオイルは3にあたるのですが、記述の通り、「塗膜を張らずに材を保護」してくれるので、木が持つ触り心地も活かした温かい仕上がりになります。
加えて、「2.ステイン+ニス」のようにニスを塗る二度手間がないので、時間をかけずに塗装ができるのもGOOD。
ワトコオイルの塗装手順
塗装の手順は
- 木材を紙やすりで木目に沿ってひたすら磨く
- オイルをハケで塗る
- 乾燥させる
- 二度目のオイルをハケで塗る
- 細かめの耐水紙やすりでオイルが乾いていない状態で磨く
- 乾燥させる
ですが、こちらは既にステキなアシストがたくさん出ていますので、下記などを参考としてください!
ワトコオイルの色
ワトコオイルの色は上記の記事にあるように、全8種類あるのですが、僕は前述の通りナチュラルな風合いにしたかったので「ナチュラル」にしています。
でもこちら、正直、ほんとにナチュラルです!
ちょっとナチュラルすぎて若干公開しています笑
左が塗装前、右が塗装後の木材ですが、木目は確かに出ます。
出ますが、DIYやった感出すなら、もうちょっと茶色く出るやつでも良かったかなと…。
まあでも部屋の床色とはあってるんで、いったん良しとしています。
飽きたらウォルナット系を塗り足すかも!
3.ラック部分の加工をする
ワトコオイルが乾いたら、肝となるラック部分の加工です。
上記のラック部分の上部、仕組みは下記のようにしています。
両壁に溝を掘って正面の扉部分をたどらせています。
扉部分は落ちてこないように木片をちょこんと片方の溝の下にボンドでくっつけているだけです。
正面の扉部分は上記であり、分かりにくいですが、上部の両脇に溝をたどらせるダボ(材をつなぎあわせる突起)がついています。
ダボの付け方
完成形は上記。
手順は穴掘ってナットみたいなの埋め込んでダボを締める。それだけです!
まずはナットのサイズがすっぽりはまる穴を掘ります。
掘りすぎないように、養生でドリルを制御します。
垂直に穴をあけないとダボが曲がるので、僕はドリルガイドを使用しました。
そして穴をあけたら…
ナットを埋め込んでダボをねじ込んで完成! ちなみに、ダボは下記を使用しました。
参考までに、ドリルは下記を使っています。
関係ないけどAmazon、僕が買ったホームセンターより安い。。どゆこと。
溝の掘り方
ほんとはトリマーという道具があれば楽なのですが、そんなに活躍の機会もないと思われたので、僕は原始的な方法で溝を掘りました。
そう、彫刻刀。
あっ全部が全部、彫刻刀ではやってないです。 まず太めのドリルで穴をあけ、
その後に彫刻刀(100均エディション)とハンマー(100均エディション)で仕上げています。
ちなみにこの方法、めちゃくちゃ音うるさいです。。
カッカッカッってなります。
下が机だと響くので、写真撮ったあとは下にクッションを敷いてやりました。
見事にクッションが木くずだらけになりますので、心して取り掛かるべしです。 完成形は下記。こう見るとステキですね〜
ひとつひとつに思い入れが出ちゃいます。
この作業をラックにしたい両壁に執り行ないます。
4.組み立てる
役者が揃ったらついに組み立て!
一番好きな作業です。
一気に完成していくのが楽しい。 まずはボンドでくっつけて最後にビス打ちをして完成です。
ボンドで接着する作業は垂直にくっつけることが最重要。
垂直なものを横において添わせたりします。
「この段階で扉部分を付けないとはめられなくなる!」と思っていましたが、斜めに入れてからスライドさせたら全然入りましたので、扉部分は後からでも大丈夫です。
ただし、1mmずつくらい両壁と扉部分には隙間を作って設計すること。
でないと、上部に扉をあけるのがやりにくくなります。
扉部分の仕上げ
扉部分、上にあげない通常時に雑誌やDVDを立てかけるため、片方の壁の下部に木片をこれまたちょこんとボンドでつけています。
これがあると下記のように少し扉部分を傾けることができ、雑誌やDVDを立てかけられるようになります。
鋭い方は分かるかもしれないのですが、上記のように溝が先端まで来ると扉部分が傾かず、雑誌、立てかけられません。
よく見ると溝をボンドで埋めてます。完全に設計ミスしました。
「扉部分の下部に雑誌はめるところ作ったから扉部分が垂直でも立てかけられるでしょ」と思ってたんですが、立てかけられませんでした。。
なので、溝は扉部分がちゃんと傾く位置まで掘るように設計しましょう。
完成!
ビスを必要最低限打ち込んだら完成!
ビスは割れを防ぐためにもスリムなやつがオススメ。
雑誌とDVDを置くといい感じ…
いやー達成感たるや。 ちなみに、後ろから見たらこんな感じ。
さいごに
当たり前なのですが、テレビやDVDデッキがぴったりはまるのがステキですよね。。
設計した過去の自分に拍手を贈りたい。
上記の机系は自分で作ったものなのですが、自分で作ったものに囲まれる生活、やっぱりいいです。
それで生活している自分が不思議だし、面白い。
なんか写真だらけになってしまいましたが、伝わっているでしょうか。
つたわれ〜
それにしても、初めて2週間連続で更新しました。
毎日書いている人、本当にすごい…
書きたいことはたくさんあるのですけど、写真撮りためているのですけど、中々書けないものですね。。