普段EVERNOTEに書きためている僕の日々の学びを1つピックアップして紹介する「ステアピック」。
第4回は『分人主義』をピックアップします。
ぱっと読めるインテリジェンスをあなたに。
目次
生きるのがちょっと楽になる考え方。『分人主義』とは
【分人主義】
「本当の自分」というものが真ん中にあっていろんなことをコントロールしている訳ではなく、すべて他人との人間関係の中に自分があって「相手によって引き出されている」
出典:平野啓一郎
『分人主義』自体は平野さんの発案のようですが、知ったのは佐渡島庸平さんの下記の本からでした。
一番心地良い自分を「本当の自分」と思い込んでいた
今まで「うわーまた仮面かぶっちゃったよーこんなん本当の自分じゃないのにな―」とか思ったりしてました。
「友達といる自分」「上司といる自分」「恋人といる自分」「家族といる自分」、果たしてどれが本当の自分なんだろうかと。
「分人主義」はそうじゃないよという考え方です。
全て相手によって引き出されている「本当の自分」であり、「分人」であるという考え方です。
「友達といる自分」も「上司といる自分」も「恋人といる自分」も「家族といる自分」も全部「本当の自分」。
今までの考え方だと、その中で一番心地良い自分を「本当の自分」と思い込んでいたのだと思います。
さいごに
色んな自分がいて当たり前なんですよね。
仮面とかじゃなく、そういうもんなんですよ人間って。
全て「本当の自分」なんです。
「自分らしく」とかって変に気負いする必要はないんです。
そう考えると、「仮面かぶっちゃったなー」なんて凹んだ時も、「いや、そういう分人を引き出させたのは向こう!」と少し自分を肯定できる気がしませんか。
でも、それは相手にとっても同じこと。
あなたが相手に引き出してあげられる分人は、心地良いものですか?
以上となります。 みなさんにちょっとでもステキをアシストできていたら幸いです。
次の記事は『製品を飛び越えて企業のファンへ。ヤッホーブルーイングの”熱狂”の具体的な作り方とは』
分人主義って商品やブランドにも当てはめられると思っていて。
その商品やブランドを使ってもらうことでいかに顧客に「心地良い自分」を引き出してあげられるかだと思うんです。
そういうこと、ヤッホーブルーイングさんは本当に上手なんです。
製品を飛び越えて企業のファンへ。ヤッホーブルーイングの”熱狂”の具体的な作り方とは