普段EVERNOTEに書きためている僕の日々の学びを1つピックアップして紹介する「ステアピック」。
第11回は「センスメイキング理論に基づくストーリー作成力がこれからのリーダーには必要」をピックアップします。
このご時世、答えのない物事に取り組まなくてはいけないリーダーやマネージャーの方も多いと思います。
そこでいかにストーリーを作り、周囲に納得してもらった上で動いてもらうかってすごく重要ですよね。
間違ってるかもしれないけど自信を持って指針となること。
そうやって動くとずれた指針も合ってきます。
今回はそんなセンスメイキング理論に基づくストーリー作成力についてご紹介したいと思います。
ぱっと読めるインテリジェンスをあなたに。
目次
説得性のあるストーリーがチームをひとつにする
ハンガリー軍の偵察部隊がアルプスの雪山で、猛吹雪に見舞われ遭難した。彼らは吹雪の中でなす術なく、死の恐怖におののいていた。その時偶然にも、隊員の1人がポケットから地図を見つけた。彼らは地図を見て落ち着きを取り戻し、「これで帰れる」と下山を決意する。彼らはテントを離れ、吹雪の中、地図を手におおまかの方向を見極めながら進み、そしてついに無事に雪山を降りることに成功した。しかし、戻ってきた偵察隊員が握りしめていた地図はアルプスの地図ではなく、ピレネーの地図だったのである。
出典:DIAMON ハーバード・ビジネス・レビュー2016年10月号
センスメイキング理論に基づくストーリー作成力がこれからのリーダーには必要
センスメイキング理論をざっくり説明すると、「答えのない物事でも、ストーリーを語り周囲に納得してもらった上で動いてもらうことで成果につながっていく」という理論です。
ハンガリー軍のように、間違った指針だとしても、「地図に従って進めば下山できる」という説得性のあるストーリーがあったことで、チームはひとつになり最終的には下山できました。
むしろ、ストーリーさえあればチームはPDCAを回し、ゴールに向かって動いていけることになります。
企業のリーダーやマネージャーも、この先が見えないご時世、求められるのはセンスメイキング理論に基づくストーリー作成力かもしれません。
確かに、僕が見たついていきたくなるリーダーやマネージャーの方って、「ここを目指すからこうする」って言い切ってたなあ。
チームの方向性やビジョンを語るリーダーやマネージャーの方って、ワクワクするし、なんかできそうな気がしてきちゃうんですよね。助けたくもなる。
まとめ
間違っていても指針となるストーリーを語り、周囲に納得してもらった上で動いてもらうことで成果につながっていく
さいごに
言うは易しですよね。その指針となる説得力のあるストーリーを作るのが難しい。
僕はそれ、妄想力だと思うんです。
成功の状態を詳細にイメージする妄想力。
いつどこで誰がどうやって何を成し遂げているのか。
そしてそれに自分がワクワクすること。
自分のやりたい方向性に合わせること。
そうすれば、周囲に熱を持って成功の指針を語れるはず。
そしてそれについていきたいと思える周りがでてくるはず。
以上となります。
あなたの毎日がちょっとでもステキになれたら幸いです。
次の記事は『共感の先に共鳴がある。ファンになって愛された先の効果とレゾナンスマーケティング』
リーダーやマネージャーがストーリーを語ることは、ファン起点のマーケティングと通ずるものがあると思うんですよね。
価値観や考え方が共感を呼び、共鳴効果を生み出すと思っています。